鉛筆・シャーペンを知ろう:1.芯について知ろう

こんにちは!
今日は絵を描くときに限らずお世話になる鉛筆、シャーペンについてお話します。
いつも使ってるシャーペンの芯、鉛筆の濃さを知っていますか?
適当に買ったら消しゴムで消えない…なんて体験、したことありませんか?
今日は大まかに特徴や種類を知って、自分にぴったりな書き味を探してみませんか?

なぜかけるのか

まず始めに、鉛筆やシャーペンでどのようにして文字を書いているか知っていますか?
鉛筆やシャーペンの芯は、黒鉛を練りこんだものでできています。
紙の表面には繊維の”め”があり、鉛筆でこの上をなぞると摩擦で黒鉛の粉が出ます。
この粉が繊維のめのなかに入り込むことで、ものを書くことができるんです。

濃さ

芯には濃さがあります。スーパーやコンビニにシャーペンの芯を買いに行ったとき、よく目にするのがHB,B,2Bだと思います。
しかし、芯の濃さはそれだけではなく、もっと幅広い濃さがあります。
9H~2H,H,F,HB,B,2B~6B 合計17種類です。(メーカーによってはもっと多くあります)
Hの数字が大きくなるほど薄くなり、Bで数字が大きくなるほど濃くなります。

やわらかさ

Hの数字の大きな芯などは一般的に製図などの場面で、Bの数字の大きな芯などはデッサンや子どもが習字をしたりする場面で使われます。
芯をカッターで削ってみるとよく分かるのですが、薄い芯は硬く、濃い芯はとてもやわらかいです。
そのため、精度が重要な製図などの場面ではとても細く削ってもすぐ折れることが少ない薄い芯が好まれます。
逆に濃度の調整をしたり、文字を書くより長時間同じ紙に向かうデッサンや、ミスで書き直しが多く、手の力が弱い子供の習字などには紙を傷つけないようやわらかく濃い芯が好まれるのです。
(デッサンでは幅広い濃度が必要になるため、Hなどの薄い芯も使用することがあります)

また、メーカーやブランド、ラインによって硬さが違ったりもします。
最近ではシャーペンの折れない芯などもよく見かけますね。
画材屋さんにいってみると、デッサン用にはさまざまな種類の鉛筆があります。
先ほども言ったとおり、硬い芯で線を書くと紙を傷つけやすいので消しゴムをかけても消えにくく、繰り返し書き直すと紙が毛羽立ってしまうことがあります。
逆に、やわらかい芯だと手でこすったりするだけで粉が散ってしまい紙が黒くなってしまうことがあります。
それらを知った上で、気をつけて自分好みの芯を使うのも大切ですね。

書き味

長く付き合っていくものですから、書くときの感覚というのはとても大切です。
やわらかい芯は滑らかな書き心地、硬い芯だとつるりとした書き心地になります。
こちらもメーカーによっても特徴があるため、書き味が気になる方はレビューなどを検索し、自分にぴったりの芯を探してみましょう。

まとめ

筆圧が高い人、ミスが多い人には消しゴムで消しやすいようやわらかい芯。
長期保存や正確さを求めている人には消えにくいよう硬い芯がいいかもしれませんね。
絵を描くことを考えれば、消したり薄めるシーンが必ず出てくるはずですので、少しやわらかめの芯を選ぶといいでしょう。
デッサンや鉛筆だけで完成させることを考えるのであれば、いろんな濃さの鉛筆を買い集めておくと絵に幅がでますよ。

次回は、鉛筆の削り方などのお話です。

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