えほんをつくろう①
はじめに
子どもがよろこぶアイテムの一つが、「絵本」です。絵本は、子どもたちの想像力をはたらかせ、感情を豊かにしてくれます。
親子のあいだでも、絵本はコミュニケーションがとれる大切な時間です。
そんな魔法のような「絵本」、自分でつくってみたいなーっと思っている人のために!
「絵本」をつくるコツを教えます。
ストーリーとビジュアルが合わさって絵本になるため、第一に考えなければいけないのが、ストーリーです。
けれど、急に考えようとしても、すぐには思いつかないもの・・・。
そこで、私が思うアイデアの生み出し方をご紹介します!
アイデア
アイデアは、いつもとは違った視線で、周りを見てみることがひらめきにつながると思います。
小さな発見を自分の中にストックして、量を増やすことで、考えの選択肢が増えると思っています。
私は、日常生活をしている中で、ヒントになりそうだなと思うこと、心を動かされたこと、感慨した言葉など、忘れるのは勿体無い事柄を記録するようにしています。
そうして見返すと、何気ないメモから発想が湧いてくることもあるのです。
その他には、「知らない場所に行ってみる」、「運動をする」、「可笑しな組み合わせをしてみる」、「見方を変えてみる」…など、さまざまなことがあります。
発明家・起業家のエジソンは「1日に発明のアイデアを10個考える」というノルマを自分に課していました。
エジソンのように、自分で習慣づけることも、いいアイデアを生むきっかけとなりそうですね。
自分の伝えたいこと
なぜ、この作品を作ろうと思ったのか、必ず理由があると思います。
絵本の場合、「何を伝えたいのか」がキーワードとなってくると思います。
前回の続きだと、普段からアイデア集めをすることによって、作品を生み出すきっかけが見つかり、自分の伝えたいことが明快になっていきます。
例えば、「はみがきをしない」ことを絵本では「しないと虫歯になるよ」と教えてあげるや、「いろんな形が動物にみえてくる」という想像力をつけるなど、子どもたちに、大人たちに、世界中に、絵本を通して自分の思いを伝えることができます。
どんな小さなことでもいい、些細なことが物語を進める第一歩となるのです。
ターゲット
年齢によって絵本の読む種類やジャンルは異なってくると思います。
ターゲットを絞り込むことで、作りたい絵本の構成を考えるのはとても重要です。
0~1才に適しているのはリズムのある言葉や変化する色や形のある絵本がいいと思います。
2~3才は身の回りのものや生活習慣など子どもと同じ体験を紹介している絵本などが適しています。
4~5才は物語にどんどんチャレンジしましょう!主人公と同じ気持ちになって、笑ったり泣いたり、いろんな感情が伝わってくるはずです。
5~6才は小学生になってからも、絵本を読むことはおかしいことではありません!
むしろ、自分の心に残る一冊が見つかると思います。
少しばかり難しいお話にチャレンジしてみるのもよし、じっくり理解しながら読んでいけると思います。
子どもが自分で読めるようになっても、親が読んであげることで、より物語に入り込めると思います。
大人になってからも、見返してみて、また違った感情が生まれるのが絵本のいいところ。
おわりに
絵本をつくることは、土台がちゃんとしてあればどんなお話でも、十分魅力的になりますよ。
自分の伝えたいことを明確にして、ターゲットを決め、ストーリーを作り上げていきましょう!
次回は、絵本の描き方についてご紹介します。