ゆるかわキャラを描こう!:2.隙とバランス
- 2015/5/25
- 絵の描き方
- ゆるい, ゆるかわキャラを描こう!, キャラクター, 描き方
こんにちは!
前回は、ゆるさは単純さと丸さであるというお話をしましたね。
今回も、引き続いてゆるさについて考えていきます!
ゆるさはスキ
ゆるさが好き!…ではなくて、まずはゆるさは”隙”と言うお話です。
動物などと触れ合うとき、なんかちょっとダメだけどそこがかわいい…そういう風に感じたことはありませんか?
そんな親しみやすい隙、それがゆるさなのです。
例として、次の画像を見てみましょう。
左は顔や目が正円で描かれていますが、右はちょっと形が崩れています。
右の方が、ゆるく感じませんか?
さらにこちらの画像を見てください。
どちらもフリーハンドでかかれていますが左は楕円系で、右は先ほどと同じ崩れた正円です。
左の方がゆるかわいいですよね?
このようにゆるさを出すことを考える場合は、何か隙があるようなキャラクター作りにするのがよいでしょう。
完璧にすると”ゆるかわ”ではなく”かわいい”になってしまうかもしれません。
ゆるいバランス
なんといっても、キャラクターで真っ先に目に入るのは顔ではないでしょうか。
細かいところまで言うと個人の好みになってきてしまうのですが、顔とパーツのバランスというのはかわいいにはとても重要な要素になります。
では、ゆるいかわいさとはどんなバランスなのでしょうか?
見たほうが速いかと思いますので、さまざまな顔のバランスを図にしてみました。
どちらかといえば、目が小さく、顔が小さいほうがゆるい印象を受けませんか?
ふつう・目でか・顔でか等、目が大きかったりきれいに顔のパーツが輪郭の中に納まっていると、ゆるいというよりはかわいいが先に出てくる気がしますね。
考えてみると、ちょっと小太りな動物をみて「かわいい~」とつい声を上げてしまうときのかわいいと、目が大きくてかわいいお人形に感じるかわいいとは違った種類であるように感じます。
また、かわいい顔というのは赤ちゃんの顔のバランスです。
顔のパーツが中央に寄り、口が目と近くなればなるほどかわいいという印象を受けるようになります。
コチラも表を用意しましたので、見比べてみてください。
目と口、鼻と口が離れると三枚目やひょうきんといったイメージになりますので、そのようなキャラクターを作るときにも顔のバランスに気を使ってみてくださいね!
すこしスレたような、また毒舌な感じのキャラクター作りをするときなどは、わざと目と口を離してみたりするといいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
このように、かわいいにもたくさんの種類があり、またゆるさにもたくさんのジャンルがあります。
キャラクターを作るときは、自分がターゲットとしている層がどのような顔のバランスを好んでいるかなどをしっかりとリサーチしてから、作り始めたいですね。
自分で何かを描くとき、ぜひキャラクターのバランスをしっかりと考えて描いてみてください!
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