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絵を描くときの考え方:4.仕上げ

絵を描くときの考え方、最終回です

前回はパーツの位置を取っていきましたね。今回はそれに細部を描きこんで仕上げて行きます。ポメラニアンに描き加えるのはもちろん毛ですよ、もふもふにしていきます!

ステップ5.細部を描きこむ

間違えていたらためらわず修正しましょう

ここまでくれば、後は今までと同じく資料を見ながらそれぞれの細部を描きこんでいく…以外あまり説明することはなかったりします。ただ、真っ先に一部だけ描きこんでしまったときよりも大まかな絵というのはとても修正しやすいはずです。細部に入る前に、または入った後であっても、気になる部分はしっかり修正しましょう。こちらが、毛を描きこんだポメラニアンです。顔のパーツの位置などを少し修正しました。

顔と毛をかきこみました

毛を書き込む際には空気の流れを考えています。体は前進するので、空気が体をよけて後方に向かう風が生まれます。だから毛は後ろへ流れるんですね。犬の毛でなくても、ものにできる影やガラスや金属の映りこみなどなぜそうなるのか、そうみえるのか状況を考えて細部を描きこんでいきましょう。

以上の工程で、完成になります。どうですか?いい絵が描けましたか?

ステップex.tips

最後に、描くにあたってのtipsや注意点を紹介します

・はじめから濃く描きすぎない-修正しづらくなるためです。筆圧は弱めに。芯のとがった部分を紙にひっかけ、跡をつけてしまうのにも注意です。最後に黒いペンや濃い鉛筆でなぞりましょう。

・大まかな形を描いた後細部を描き込む際は、消しゴムで叩いて薄くしてから-消しゴムで力強く消してしまうより、薄く残した方が目安になります。

・描き辛い角度の線は、紙を回して描く-手には動かしやすい角度があります。もしも線が引きにくいな…と思ったときは、紙を回して線を引く方向を変えてみましょう。

・紙が黒々してきたら、トレース-紙の上に新しい紙を置き、後ろから光を当てる等して紙を透かせてなぞることで新しい紙にうつすことができます。仕上げに使えば白い紙に黒い線で美しくみえますよ。トレーシングペーパーを利用する方法もあります。

 

絵を描くときの考え方は以上になります。
はじめはうまくかけなくても、考えながら数をこなすことで少しずつコツをつかむことができるようになると思います。私もまだまだなのでこれからもがんばります!

シリーズ一覧

絵を描くときの考え方:1.導入、資料を見よう
絵を描くときの考え方:2.計画を立てよう!
絵を描くときの考え方:3.形をとろう
絵を描くときの考え方:4.仕上げ

 

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