こんにちは!
皆さん楽しくお絵かきしていますか?
何気なく描いたイラスト…気づくと、こっちを向いた正面顔ばっかりだったりしませんか?
スケジュール帳やノートの端っこのメモにイラストを添えたりしますよね
そういうとき、右を向いたり左を向いたりさせるだけで、表現の幅が広がりますよ♪
まずは正面顔を描いてみる
顔と目だけのシンプルなものを用意します
耳と髪は後で描き足すので、頭は丸です
まずは簡単にささっと左右を向いてるように見える方法です
この顔のパーツを、ちょちょっと左右に寄せるだけ!
顔さえ用意できればすぐにできてしまいます!
これだけでも結構いい感じです
上下左右も思い通りです
次に、少しレベルアップして耳がある顔に挑戦です
先ほどと同じように、輪郭を動かさずにパーツを動かすだけでもそれなりにはみえます
耳がないときと比べ少し不自然さを感じますね
ですが、耳も動かしたほうがより説得力のある絵になりますよ!
耳を動かすために頭の形を考えます
手前の耳は顔のパーツにそって動かすだけですが、反対側の耳は輪郭の外へといってしまいます
どうなるのか理解するために、この頭をもし紙粘土で作った場合、どんな形なのか考えてみましょう
おまんじゅうのような、ベビーカステラのような形ではないでしょうか?
おまんじゅうやベビーカステラの表面は、緩やかにカーブしていてまっすぐではありません
頭を想像して、想像の中で触ってみてください
ここに、顔と耳を描きこむラインを描き入れます
このラインをベルトコンベアのように動かすイメージをしてみてください
(斜めから見たベビーカステラは横から見た形に近づいていきますので、横に圧縮がかかって正面より横幅が短くなりますが、今回は無視します)
実際は耳や頭自体の立体感も考えないといけませんが、今回は割愛
どうですか?より立体感が増した感じがしませんか?
耳の後ろの部分は、後頭部になります
ここで注意が必要なのが、上下を向いた場合です
上にパーツを寄せたから、耳も上に上げる…わけではありません
先ほど描いたラインを使って考えましょう
お刺身のように頭の中で分解して、断面を考えてみます
このラインが、顔のパーツが上に寄った場合、下に寄った場合にどう歪むかを考えれば、正確に耳を描き入れる場所がわかるようになるのです
分かり辛い場合は、実際に丸めた紙に線を描いてまわしてみると分かりやすいですよ
目隠しを巻くイメージで
考えた線に沿って、耳を描き入れてみました
どうですか?より立体にみえませんか?
さらにレベルアップ!髪の毛を生やしましょう
この髪の毛もそのまま顔のパーツと一緒に動かすだけでも一応右を向いているようには見えます
このままでもそこまで違和感はないですが…
しかし、先ほどと同じように髪の毛を頭の形に沿って描けば、より立体感を出すことができるはずです
今度は縦方向のカーブですね
前髪のラインなどを頭に沿わせました
どうですか?頭が丸いように見えませんか?
一気に、頭の形が伝わるイラストになりましたよね♪
いかがでしたか?
あえて立体感を無視したイラストもとってもかわいいのですが、立体感の出し方を覚えているとできることがたくさん増えますよ♪