こんにちは、前回は鉛筆の使い方についてご紹介しましたね。
今日は、皆さん普段からよく使っていると思います、シャーペンについて説明していきます。
芯の太さ
シャーペンには芯の太さがあります。
一番普及しているのが0.5ですね、単位はmmですよ。
他によく売られている太さに0.3、0.7、0.9があります。
他の太さも売っているのですが、よく見かけるのはこのあたりだと思います。
さらに2mmのようなとても太い芯もあり、こちらは研芯器で鉛筆のように削って描くこともできます。
単純に、細ければ細かい線がかけますが芯が折れやすくなり、太ければ芯が折れにくいですが表面がなだらかになるほど不鮮明な線になっていきます。
また、0.5の芯であれば各種コンビニでも気軽に購入することができますが、それ以外の芯は画材屋さんなどに出向かないと打っていないことがあるので注意が必要です。
シャーペンの芯のなだらかな面で線を書く人には、0.3などの細芯がオススメです。
精度が高い絵を描きたい人にも、0.3がいいでしょう。
逆に尖ったほうで力強く書くため芯がよく折れてしまう…というような人は0.7や0.9を使ってみてはいかがでしょうか。
線も穏やかでやわらかい印象になりますよ。
逆に、0.3を使うことで強すぎる筆圧が改善されるケースもあるようです。
最近では大人の鉛筆とよばれ2mmのシャーペンも人気があるようですよ、これで絵を描くのも素敵ですね。
芯を削ればいい気分転換になりますし、粉も木屑と混じることがありませんからパステルのように使用できるかもしれませんよ。
さまざまなシャーペンを使って、ぜひ自分にぴったりの物を見つけてくださいね!
製図用シャープペンシル
シャーペンの芯が繰り出される先の部分、どうなっているか知っていますか?
プラスチックから金属の筒が延びてくる形状の者が一般的だと思いますが、上部の画像のような先端のシャーペンを持っている人もいるのではないでしょうか?
この左図のような先を持つシャーペンは、製図用として作られています。
ものさしなどで線を引くときこのような形状であれば正確に線を引くことが可能ですし、筒の部分が長いため手元が見えやすく、通常の書き物もやりやすくなっているのです。
真については製図用シャーペンの方が筒部分が長いため芯にかかる力が分散され、比較的折れにくいと感じます。
しかし、筒が長い分その筒部分が曲がってしまって芯が出なくなるといった不具合もあるので注意が必要です。
書き味は一般的なものがやわらかい書き味だとすると、少しかたい印象を受けるかもしれません。
気になる方は一度試用が可能な文具店などで試されてみてはいかがでしょうか?
色芯
シャーペンには、黒だけでなく色芯も売られていますよ。
芯の太さはメーカーによって異なりますが限られますので注意して購入してください。
青、水色、赤、オレンジ、黄色などの色があります。
色塗りをするにはやっぱりちゃんとした色鉛筆がいいと思いますが、書類のチェックなどに使ってみてはいかがでしょうか?
メーカーによって差がありますが、すこしキュッとした独特の書き味で、強く描いてしまうとツルっとした感じになってしまい別の芯がのりにくくなる印象があります。
また、水色(ミント)はモノクロでの印刷に出にくいため、絵の下書きに使われる漫画家さんも多くいらっしゃるようですね。
(青や赤はもちろん、水色でも強く書きすぎれば印刷に出てしまいますので注意してください)
黒と離れた色の色芯を使って下書きをすることで、スキャンしてPC上で色を指定して飛ばすことで簡単に黒の線だけを拾うことができるというメリットもありますよ。
さまざまな機能
シャーペンはものによってさまざまな進化を遂げていて、独自機能を持ったものも多くあります。
芯が回転することで常に尖ったところでかける機能や、振ったら芯が出てくる機能などが代表的ですね。
また、自動で芯が出続ける機能を持ったシャーペンなどもあります。
いかがでしたか?
シャーペンはシンプルな鉛筆と違って多機能なものが多いです。
また、ここに書いた種類だけでなく、軸の太さややわらかさ、重さなどさまざまな種類があります。
自分に合わないものを使うと手に負荷をかけてしまうこともありますから、一度じっくりといいものを探してみませんか?
…でも、結局高いものより安くていつも使っているシャーペンが一番!なんてことも多いかもしれませんね。
次回は、シャーペンを使っているとよく遭遇する不具合、芯が出なくなってしまったときの対処法についてお話します!
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