えほんをつくろう②
はじめに
今日は、私が作った絵本の過程をご紹介します。
このとき作った絵本のテーマは「100」です。
「100」という言葉から連想できるものを次々とメモし始めました。
例えば、「100」→「百、いちまるまる、百ます計算、人、cm、たくさん、満点・・・etc.」など。
そこから、話が広げられそうな単語にチェックを入れて、絞り込みます。
今回は、「100cm」がキーワードになりました。
ターゲットはちょうどお話を理解するようになった4才~に設定します。
*テーマを設定してから、絵本のストーリーを考えていくのも一つの手だと思います。
特に絵本作りは初めてという方は、まずは自分で気軽に思い浮かんだことをテーマにお話を考えてみてください。
あらすじ
今回の物語は100cmのものさしが主人公のお話です。
(100cmのものさしくんが自分は一番背が高い、一番すごいことをいつもみんなに自慢します。
ある日、赤鉛筆ちゃんがものさしくんにちびと言われ、泣いていました。
みんなは怒ってものさしくんを呼び止めました。鉛筆くんがものさしくんにいいました。
「えんぴつのぼくには、にぎりやすい大きさがあるし」、「ほんちゃんが100センチもあったらページを開くのが大変だし」、「はさみくんが100センチもあったらあぶないよう」・・・みんなそれぞれ自分の良さがあって、かたちがあるんだよということをものさしくんに伝えます。
ものさしくんはそこで初めて自分の考えが間違っていたと気づくのです。)
*ストーリーを考えながら絵ではどんな場面するのか、想像しながら考えていくと作品がスムーズにできます。次は自分の考えた物語のキャラクターを作っていきましょう。
キャラクター
物語に出てくる登場人物たちを整理します。
ここでは、文具たちが登場します。
主人公:ものさし その他:えんぴつ、消しゴム、のり、本、赤えんぴつ、はさみ
それぞれのラフ画(イメージ)を描きましょう。
カラーラフ(色つきイメージ)も一緒につけるとよりイメージしやすくなります。
ページラフ
キャラクターが定まってきたら、次はページごとのラフ(イメージ)を描いていきましょう。
いわゆる「絵コンテ」というものです。
今回はB4サイズ(縦)にしようと考えいるので、ページのラフも縦に長い四角の枠に描いていきます。
このように、鉛筆でラフな線でいいので、大体のページ構成と色をつけていきます。
枠の横に文字を書くスペースを設けると、その場面の文も思いついたときにメモできます
。今回は見開き12ページ(計24ページ)作成します。
おわりに
思い描くだけでは、いいアイデアもすぐに忘れてしまうものです。
自分の作るイメージをラフ画にしていくことで、はっきりした形になっていきます!
次回はさっそく絵を描いていきましょう!