えほんをつくろう③
今回は、絵の具の特性とちょっとした描き方をご紹介します。
絵の具
絵の具といっても、種類が多くどれを使っていいかわからなくなりますよね。
それぞれの特性を知ることによって、使いどころがはっきりします!
まず、ここで使ったのは「アクリルガッシュ」この絵の具は水に溶けにくい絵の具で、すぐに乾いてしまいます。
マットな仕上がりになるので、何度も重ね塗りができ、べた塗りしやすいです。
他にも「アクリル」絵の具は水で溶かしながら着色が可能ですが、乾くと耐水性になります。
大抵の素材に描けるので便利な絵の具です。
「ガッシュ」いわゆる不透明水彩です。
こちらはポスターを描くときに適しています。
「透明水彩」こちらは水によくとけ、にじみによる効果や、重ね塗りでの色味の変化、透き通った色合いなど、水を多く使って着色します。
それぞれ使い分けができれば、絵を描くのがもっと楽しくなりそうですね!
水張り
ここではアクリルガッシュという絵の具を使用しますが、そのまま画用紙に描いてしまうと水でぺらぺらになってしまいます。
絵の具を使用する場合は、「水張り」といった方法で絵を描いていきます。
用意するものは、ベニヤ板、水張りテープ、ハケ、カッター、タオル、水入れです。
こちらでは水張りの仕方を丁寧に紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=q5zWP_6orcg
下地
自分が描いたラフを元に絵の具で描いていきます。
アクリル、ガッシュ絵の具など水張りをした上に「ジェッソ」という下地を塗ることで、絵の具の発色をよくしてくれます。
下地にも色々な種類があるので、興味がある方は自分がイメージしている描画表現に近い下地を使うことをお勧めします。
原画
前回の記事でご紹介したラフの原画ができました。
水張りした画用紙に描いて、私は乾いたら12枚をコンビニのコピーでUSBに保存し、画像加工は家ですることにしています。
その方が元データを何度も編集できるので、手間がかかりません!
まとめ
とにかく絵本は、描きたいものを描く!使いたいものを使う!がいいと思います。
今回はちゃんとした原画の描き方をご紹介しましたが、何に描こうとあなたの自由!
紙とえんぴつさえあれば、物語はどこでも描けます。
水張りが面倒だなと思う方は、水彩用のスケッチブックを使うと、もともと水張りしてあるので楽ですよ!
これを機会に、自分だけのオリジナル絵本を作成してみてはいかがですか?
きっとあなたも子どもたちも楽しめること間違いなし!