簡単に、キャラクターからストーリーを考えよう!:3/3

 

いよいよ、解決策を考えましょう

問題があるのですから、解決しなければいけません

まるくんは、会いたい人がいるから、止まりたいと思っています
どうやったら止まることができるでしょうか?

そして、その手段をどうやってとったのか、それが起こる過程も考えましょう

どんな出来事が起こって問題を解決したらドラマティックでしょうか?
そんな風に考えながら、リストを眺めていれば、いいアイデアが浮かぶかもしれませんよ

解決策

いろいろ考えながら、光景も思い浮かべましょう。突然つながる瞬間があります

まるくんは、ぶつかって止まることにしました

ぶつかる相手がその会いたい相手だったら、ドラマティックじゃないですか?
今までしゃべったこともないのだったら、一気に距離が近づきますよね
もしかしたら最初は怒られるかもしれません…
でも、角でぶつかるのは少女マンガの定番、ひいては物語の定番ですからね!

 

ここで、ここまで考えてきた内容をまとめましょう
まるくんはころがる
まるくんはとまれない
まるくんは会いたい人がいるからとまりたくなった
まるくんはぶつかってとまることができた
ぶつかったひとは、まるくんの会いたい人だった

もう、物語ができていますよね

これをあらすじにもっと肉付けをしていけば、お話のできあがりです

どうやって肉付けするかわからないときは、ひたすらいろんなことのなぜ?を考えましょう

まるくんは、はじめどうしてころがったんだろう?とか
まるくんは、誰かに手伝ってもらえなかったのかな?とか

そんなふうに、少しずつ少しずつなぜ?を考えて、その要素をこのあらすじに付け加えていくのです

まるくんのおはなし
まるくんは、ある日さんかくくんと遊んでいたら、うっかりころがってしまった
まるくんは、転がっていった先でしかくちゃんをみつけた
会いたいけど、止まることができなかった
まるくんはその日から、しかくちゃんを探して晴れの日も雨の日も風の日も、いっぱい転がった
いろんなものにいっぱいぶつかって痛くて、いやな気分になった
それでもあきらめずにまた転がっていると、その日はやわらかいものに当たった
気になっていた、しかくちゃんだった
それから、まるくんはしかくちゃんに謝った後しかくちゃんとしばらくはなして、友達になった
転がってぶつかることも、悪いことばっかりじゃないとまるくんは思った

ためしに、まるくんのお話を最後まで書ききってみました
口調を整えてもう少し推敲すれば、絵本などに使えそうです

 

どうでしたか?
自分の物語はできそうですか?

もっと複雑な物語がつくりたい!と思われるかもしれません
ですがどんなに複雑な物語でも、真ん中の芯の部分を書き出せば単純な形が残るはずです
また、複雑にする前にこのように芯の部分を作っておくことによって、一貫性のある物語を作ることができます
いわば、迷わないようにするための目標のようなものです

まずは練習に、まるくんのお話をつくってみるのはどうでしょうか?

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